ワタルのBlog

私、ワタルの見ているモノ感じたコトを気ままに記述

【金沢旅行】雪景色の兼六園を撮りに行ってきた

2月の連休で金沢行ってきました。

 

旅行ですよ旅行~

 

旅行って何を目的に行きます?

名所観光めぐり?その土地のご飯?

 

いいよね~^^

楽しい思い出作りましょ!

 

え?私!?

 

雪夜景の兼六園撮るためだけに行きます。

 

 

えぇぇ~…

 

 

(今回長文です。)

 

 

金沢はどこにあるの?

石川県、金沢市に2月の連休で行ってまいりました。

今3月なんですけど!っていうツッコミは置いといて。

 

2月って日本中が寒くなって、雪が一杯降ったじゃないですか?

雪が積もった日本庭園撮りたいな~

じゃ、有名な庭園ってどこでしょうか?と

 

 

日本三名園(にほんさんめいえん)とは、優れた景勝を持つ三つの日本庭園、

金沢市兼六園岡山市の後楽園、水戸市偕楽園の総称である。

 

Wikipediaより)

 

 

という事で、金沢市兼六園に行ってまいりました。

 

 

 

兼六園ってどこにあるの?

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GoogleMapから引っ張ってきました。左上に金沢駅があります。

駅から右斜め下に向かうと、金沢城公園があり、その隣に兼六園があります。

 

東京から行く場合は、北陸新幹線で2時間ぐらいで到着します。

いつも東海道は使っていますが、北陸新幹線は使ったことなかったのですが、

車両は綺麗だし、椅子も東海道よりもちょっと広いのかな?

ゆったりと乗れて非常におすすめです。

 

 

 

兼六園の何撮るの?

 

兼六園にある「逆さ雪吊り」と、「徽軫灯籠(ことじとうろう)」を

雪景色撮りたい

 

逆さ雪吊りは有名ですね。枝に積もる雪の重さに植物が耐えられないので、

枝にロープを張って吊るして守るっていうのと、

徽軫灯籠は灯籠ですが、足がアーチ状の2本で出来た灯籠です。侘び寂びです。

 

カメラ好きって被写体のこれが撮りたい!って為だけに

旅行行くし、一眼、交換レンズ、三脚とフル装備持って、

ひぃひぃ言いながら行くんですよね。

 

旅行を楽しみながら撮るではなくて、撮るために行くって言うマインドね。

 

業が深い生き物ですわ。

 

 

 

一応撮影スポットの下調べはする派なので、どこから撮るのがベストなのかと

調べてみました。

 

兼六園はかなり広い庭園になります。

隣には、金沢城がありますので、両方じっくり見て回ると

それだけで結構足に来ます。(来ました。)

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今回の目的である撮りたい被写体は

・徽軫灯籠

・逆さ雪吊り

・夜景

 

全てを1枚に収めることが出来る撮影スポットは…

 

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ここだけ!(手書き感ある~)

 

○:ここから撮ると、☆で記述した、

徽軫灯籠と逆さ雪吊りがバッチリ収まります。

 

ちなみに、地図上にハートで記述したのは、

ライブカメラが配置してありますので、現在の様子がクリックすると見れますよ。

 

金沢市ライブカメラ

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ライブカメラをカメラで撮るカメラマニアの図」

 

 

地図を確認しても、ライブカメラを確認しても

焦点距離は結構ワイドに撮らないと入り切らない感じがします。

 

よって、広角レンズを持っていくと良いかと思います。

 

 

旅行当日は、入念にロケハンもしました。

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想定通り!

よしよし、良いのでは無いでしょうか?

 

 

 

 

本番撮影

入念な下調べと、それに伴う装備、そして現地でのロケハンを終えているので、

後は、セットしてシャッター押すだけ。

もうね、この時点で

 

完全勝利

 

を、手に入れた様な物だと思っていました。

 

つまりそうなんです…大事なことを忘れていたんです。

ここは日本でした。

 

 

兼六園は夜にライトアップしているので、18時頃到着しました。

どうもカップル多いな~と思いながら歩いていると、

三脚持ったカメラマンが居るわ居るわ、

カメラ仲間は全国にいるんだね!もう何も怖くない!

と、仲間を発見して若干テンションを上げて向かいました。

 

ちなみに夜の兼六園は無料でした。

昼はお金撮るけど夜は無料ってのが不思議だなと

 

横道逸れましたが、

昼の間に向かったロケハン場所に向かったわけですよ。

 

そしたらね。

並んでやがるんです。

 

記念写真を撮る為に長蛇の列が!

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撮りたい所から、大体50名ぐらいでしょうか?

カップルばかり並んでいました。

 

ご丁寧にスタッフさんまで居て、

それぞれが持つ自前のスマホコンデジミラーレス?を係の人に渡して、

カップルがツーショットを撮るという流れのようです。

 

くそが!

おっと、それ以上はいけない。

 

カメラを渡して、はいチーズ^^で2、3枚撮って交代

体感約30秒ぐらいで交代していくような感じがしました。

 

風景を撮るのがメインなので、

自分の一眼を渡して「自分を撮ってね!うふ」なんて、要らないんですよ!

おっさん写っていても楽しくもなんともない!

どっちかと言えば、風景に映るゴミです。

 

 

この時点で若干眼の前が暗くなりました。

兼六園はライトアップされているので、暗くないのですが、

私の目は高速に絞りf22ぐらい絞られて行くのを感じました。

 

つまり何かと言うと、

あまりにも観光地化しているので、三脚が使用出来ないのです。

 

こうなると、残された手段は

 

手持ち撮影

 

しか残されていません…

 

 

私のカメラD7200はAPS-Cなので、高感度耐性が高くありません

あくまでフルサイズと比較してです。

 

ですので、いつも撮る夜景の数々は、三脚を立てて

ISO感度100固定にして、シャッタースピードを伸ばして、適正露出を得る

スタイルで撮影を行っていました。

 

三脚が使えない状態で手持ち撮影を行うとなると、ISO感度を上げないと

シャッタースピードを稼ぐことが出来ません。

 

私は夜景撮影で行うカメラの設定は、

出来るだけ綺麗に撮りたいので、ISO感度最低感度であるISO100で固定

夜景の醍醐味は光芒なので、絞りは出来るだけ絞りたいからf11を選択します。

 

低感度、絞りを大きくしているので、

残りのシャッタースピードを長くすることにより、目的の露出を得ます。

 

三脚だと風による影響を受けない限り、シャッタースピードはどれだけ遅らせても

大丈夫になりますので、1ショット20秒~30秒掛けて撮ります。

 

いうならば、鉄板の撮影方法になります。

過去記事で言えば、

 

wataru-ph.hatenablog.com

 

 

wataru-ph.hatenablog.com

 

 

この辺は同じセッティングをベースに被写体の明るさに合わせて、

シャッタースピードを適宜調整して撮影しています。

 

 

三脚が使えない、手持ち撮影と言うことを行うしか無い!

これを撮るためだけに遥々来たのに!

 

とか複雑なことを考えながら、並んでいる時間を使って

一生懸命最適なセッティングを探しました。

 

 

手持ちなので、最高の写真はもう撮れない、

ならば、最低限物になる写真を撮らなければ!

 

 

D7200は高感度が弱いので、ISO感度は上げたくない

できればISO800以下にしたい…

絞りは諦めるにしても、開放はボヤケ過ぎる…せめて1段だけ絞りたい!

シャッタースピードは手持ちなので、ブレだけは出したくない!

 

だめだぁ~全然適正露出取れない!

うぅ…ブレる写真よりもISO感度を上げるか…ISO2000(絶句)

シャッタースピードはぶれたくないけど、呼吸を止めて1/30を気合で止める!

 

ということを直前になって設定し、決まった設定値が

 

f4.0 ISO2000 SS1/30s

 

 

係の人「次の方、どうぞ~^^」

ワタル「ぼそぼそ…(撮影してもいいですか?)」

係の人「どうぞ~^^;(なんだこいつ??)」

 

 

 

撮影スタート

もうね、カメラを趣味にして、初めてかもしれません。

絶対にミスしたら駄目な場面に遭遇した撮影。

 

 

結果限られた時間の中、撮れた写真は「32枚

 

 

32枚から、この日1番のショットがこちら

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「冬の兼六園

 

 

ベストではないですが、限られた条件の中で健闘したのではないでしょうか?

導き出した設定値では、かなりアンダー状態で撮影したのを、

Lightroomで戻すという感じで絵を作りました。

適正露出で言えば、ISO3200 開放 SS1/15ぐらいかな?

 

30秒程度しか無い撮影時間の中、抑えになるかもしれないと、

一応HDR用のブラケットも撮ったりしましたが…

 

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ISOが高過ぎたんだ!ザラっていやがる!(ナウ○カ)

 

ざらつきを取る為に、ノイズ軽減を強めに掛ける必要があるので、

のっぺりとした絵になり、HDR処理のせいか、

何故か灯籠のハイライト部の階調が飛んで真っ白になってしまいました。

 

 

総評:失敗

 

 

絶対ミスしたら駄目な場面でミスしました。多分カメラ人生初です。

一応、友達とかに見せると、すげー!良いじゃない!とか言われますが、

個人的には納得できない出来となりました。

 

 

 

一番の撮りたかったロケーションは三脚使えませんでしたが、

その他のエリアは係の人に三脚の使用を確認した所、

 

「三脚は邪魔にならない場所で、こっそり使ってください」

とのことでしたので、こっそりと三脚を使って撮ったのが以下の写真

 

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三脚は偉大だわ…

 

 

 

 

まとめ

長々と書いてきましたが、本当は金沢旅行の話とかをメインに書こうとしましたが、

やはり、カメラブログとしては、この撮影時の緊迫感!?を伝えなければと

個人的にも今回の旅行で一番インパクに残る出来事であり、

且つ、傷を残したワンシーンでした。

 

観光地の撮影はある意味難しい。

被写体選択は慎重にね。

 

 

 

 

 

 

 

この兼六園で撮影する直前まで、D7200が最高のカメラと思っていましたが、

初めてミスしたら許されないシーンに遭遇した時、

本当にこの時初めて、カメラの性能に一つの疑問を抱きました。

 

 

 

もしもフルサイズであったなら…」 と

 

 

 

(つづく)